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孫におもうこと

私の祖父は元海将で、お勤め中のほとんどを船の上で過ごした。

祖母は、そこで親交のある海外のひとの接待のために、子育てとお仕事の合間をぬってきっと一生懸命に英会話を学んだ。

だから二人とも、英語を話せることで広がる世界やそこから生まれる新しい世界を知っていて、孫である私にもたくさん伝えてくれようとしている。

 

因みに父は三男だけど、両方の祖父母にとって私が初孫で

自分で言うのもなんだけど、過剰に可愛がられてたし、幼稚園で九九と世界遺産図鑑が大好きって言う好奇心の強い子どもだったから、その分変な期待も凄かった。

 

あとで母に聞いたら、男の子だったらよかったわねぇっていろんな親戚とか占いの人に言われたらしい。私は女でよかったよ。

 

 

 

小学校5年生のときハワイで祖父母の旅行とブッキングしたことがあって、

 (今気づいたけどこれが最後の家族での海外だった。妹はなんとまだ5ちゃい)

うちの家族も一緒に祖父のお勤め時代に仲良くなった人たちとごはんを食べることになって、ホノルルに住んでる方の御宅にお邪魔することになった。

 

父でも足の届かないまあまあ深いプール付きのでっかい家で大興奮して妹たちと泳がせてもらって、

大人たちに混じって一丁前に円卓を囲んでご馳走を振舞ってもらった。

 

みんなハワイに住んでいるおじさんおばさんだったけれど 

日系2世とか日本にゆかりがある人もいて、断片的な日本語は汲み取ってもらえて会話することができた。

 

ハワイでは情に厚くて家族や繋がりを大事にする人が多いから

日本に帰ってからももう10年以上経ってるけど、それからずっとクリスマスカードやグリーティングカードを交換するのが続いていてたまにハワイのお菓子や果物を贈ってくれる。

 

その度にあなたのおじいさんおばあさんには感謝しているのよ、って。

二人のお陰で自分のルーツである国についてたくさんのことを教えてもらえたし、日本をとても身近に感じることができたからと。

 

彼らの孫たちは私より少し小さいくらいなんだけど、今度ある兄弟が日本に来ることになって、今度は孫たちをよろしくねって手紙が来た。

 

自分たちの見た景色や美しく目にうつったものは、無条件に受け継ぎたいと思うのかもしれないし

そこではたくさんの愛やキラキラした時間を享受して欲しいと願うのかな。

 

 

22年生きて、ようやくこの若さは永遠ではないことを実感したし

他人の気持ちはどうやったって操作できないこと、私たちは必要なタイミングで必要なひとに逢うこと、起こることはすべて必然の結果なんだと心得た気がする。

 

 

おまえなんか、っていわれるのも相当しんどいとけど、ずっと期待されるのもつらいよね。

でも今回の件で背負ってた荷物は蹴り飛ばせたし、いい歳して怒られそうだけど、私ゼロからやり直せることが少し嬉しくもあるんだよ。もちろん早く自立したいとは思ってるし申し訳ないとは感じているけど。

 

 

この先たしかに出稼ぎの東南アジアの人たちと同じお仕事をすることになるし、どちらかというと肉体労働かもしれないし、女の幸せを得るには、理不尽だけど足枷になるかもしれない。社会的地位が云々はよくわからないけど。

おじいちゃんおばあちゃんみたいな、二人が望むような時間の流れを感じ取れるような落ち着いた生活とはかけ離れた暮らしになるかもしれない。

 

 

 

でも私が自分の意志で選択して決めたことだから、どうか見守ってほしいです

 

 

 

 

って言えたらいいんだけどなぁ…。